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俳句日誌

山崎杏の俳句日誌

九月の日比谷公園

連日の猛暑が去って
九月の日暮れの日比谷公園は
芝広場の緑が目にしみるようでした。

木立の空は深く
日の入りの茜雲が
ビル空に浮いていました。

心字池のそばの洋館や松本楼の灯が
木立隠れに、露けく見えます。

香りの植物を集めた小さな花壇がありましたが
バラはみな切り詰められて
茜色のバラが一輪だけ咲いていました。

秋入日「かおりかざり」てふ薔薇に  杏

autumn setting sun .
for a rose named
'scented accessory'

かおりかざり


 




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神楽坂

夕刻の神楽坂、まずは毘沙門天にお参りして
残暑の路地を少し歩く。

すぐに一匹の猫と出会った。
声を掛けると、なでてくれというように
ついてくる。たっぷりとなでてやる。
まるで昔飼っていた猫のようだ。
これもお盆の縁なのだろうか。

猫と分かれて、神楽坂モノガタリ
というブックカフェに入った。
本に囲まれた夢のような空間
幸せな気分にひたった。

  親し気な猫ゐて盆の神楽坂  杏

Obon at Kagurazaka
I met a cat
like the one I had
(Obon= festival for the souls of ancestors)

猫
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行く春

早々と咲いた今年の桜でした。
飛び立つように春も行ってしまうように感じます。

この春は、八重桜が咲く道後へ
2泊3日ののんびり旅をしました。

いで湯につかり、坊ちゃん電車に乗る
という位の目的でしたが、
子規の句を何百も読んで、
子規を訪ねる旅となりました。

「ちょうだい」だけしか言えなかった
インコのポンちゃんですが
「ねんね、ぽんちゃん、おはよ、ほしい」
と言えるようになりました。
でも噛んだりするので、
手に乗せてなでることが出来るのは
息子だけです。

  春惜しむインコは紙も木もかぢり  杏

the passing of spring
a parrot nibbles
at papers and wood

ポンちゃん
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読売文学賞

 知人の山口昭男さんが、句集『木簡』で
読売文学賞を受賞なさいました。

帝国ホテルの晴れやかな
ビュフェスタイルの授賞式に
はるもにあ句会の一員として
招待していただきました。

清新な、それでいて古風な昭男さんの句は
田中裕明と波多野爽波を師系としています。
裕明先生を師とする私達もとても嬉しい気持です。

 くす玉のごとぱんと咲くけふの梅   杏

読売
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チャッキラコ

一月十五日、小正月に
チャッキラコを見に行って来ました。

三浦半島、三崎港は
京急三崎口からバスで九つ目
ちょっと遠かったけれど、行ったかいがありました。

二十人ほどの少女達が赤い着物と黄色い帯で
舞うチャッキラコは素朴で可憐です。
昔ながらの唄、入れる合いの手も
波音を聴くように心地よく、心にしみました。

 チャッキラコ翼のやうに扇ふり  杏

cha-kki-rako
girls swing open the fans
as if they have wings

チャッキラコ

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プロフィール

山崎 杏

Author:山崎 杏
俳句「はるもにあ」所属
第一句集『童画館』ふらんす堂

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